Love-tune「CALL」

 ジャニーズJr.のグループ・Love-tune(ラブトゥーン)。

 2016年9月3日から30日まで帝国劇場にて上演されていた「DREAM BOYS」に出演するにあたり、初めてのオリジナル曲「CALL」が作られた。

 そして、10月12日放送の「ザ・少年倶楽部」にて、テレビ初披露!!! ずーーーーっと楽しみでわくわくしていて毎日リピート止まらない。

 ものすんんんんんんごくいいパフォーマンスだったから、歌詞と、その解釈をしたいな~と思い立ったのでつらつら書きたいと思う。

 

 パート色分けはメンバーカラーの安井謙太郎森田美勇人諸星翔希萩谷慧悟長妻怜央阿部顕嵐真田佑馬でお送りします。

 

 

 CALL

作詞: KOMU   作曲:Anders Wigelius、Erik Wigelius、youwhich

 

Oh my god

Show me what you got Just do it!! ×3
Bring it Now!!
Show me what you got Just do it!! ×3
Bring it Now!! Bring it Now!!

 

I'd like to make it 結果でしょ? どうせ
空回るほど 何で? lose control
いつだって make it better!!
そんなんで平気? shut up!!
I don't wanna I don't wanna I don't wanna fuss
この目で全てを確かめたい

 

Yes, I hate it and I'm scared
流れゆく時の中
埋もれてく様な My life
まるでホラー(Hey!!)
like a walking dead(Hey!!)
Get up(Hey!!) Stand up(Hey!!)
生きるのさ(Hey!!)

 

限りあるこのSOUL乗せて 走れ 急げ
Let's party together now
抱えた Broken heart
一つになれば ほら Path to glory
Don't stop Don't stop
I hear the future call

 

Moving on & Moving on
アドレナリン Give me
進め 衝動が枯れる前に
I wanna get glory
そうさ like a ロシアンルーレット
託すようなもんさ 回せリボルバー

 

I believe it and I can do it
誰かと同じスピードじゃ
追いつけそうもない My dream
まるで そうさ(Hey!!)
like a time attak(Hey!!)
Ready(Hey!!) Get set(Hey!!)
突き抜けろ(Hey!!)

 

限りあるこのSOUL乗せて 走れ 急げ
We can do it Let's get down
俺たちの明日を掴め 叫べ 歌え
Let's party together now
抱えた Broken heart
一つになれば ほら Path to glory
Don't stop Don't stop
I hear the future call


3 2 1 Let's go!!


Show me what you got Just do it!!×3
Bring it Now!!
Show me what you got Just do it!! ×3
Bring it Now!!
Show me what you got Just do it!! ×3
Bring it Now!! Bring it Now!!

 

+++

 

 歌詞もすごくよくないですか??? さすがKOMUさんJUMPもお世話になってるけど私はすごく好きな作詞家さん。ここから意訳+歌詞解釈~長くなります~~

 

+++

 

Show me what you got(持ってるものを見せてみろ)
Just do it!!(やるしかないだろ!)
Bring it Now!!(さあかかってこいよ!)

 この部分は、彼らがこれまで得てきた経験をグループに還元することを意味しているんじゃないかと感じるところ。グループ内でも高め合っていこうという気概を感じる。

 それとも、Jr.同士でバチバチ戦っている現状を表す?

 このパートを繰り返すのがLove-tuneの「熱さ」だなあ。

 みゅうたろう発信の「爪痕残す」が合言葉だったり、ひとり仕事の経験を「持って帰ってくるから」と宣言するところ、今後のグループにとっての武器を増やしていってる感じでとても好き。これからのことも、グループについてとにかくよく考えているんだなと感じさせる。

 「Show me what you got」については(持ってるものを見せてみろ)と書いたけれど、ニュアンス的には「得たものを見せろ」とか「お前の力を見せてみろ」ということもあるだろうし、メンバー間でのやりとりとして考えると「(自分たちの持ってる力を)見せつけてやろうぜ!」くらい意訳してもいいのかも。

 

I'd like to make it(なんとかしたい)
結果でしょ? どうせ
空回るほど 何で?
lose control(コントロールを失う)
いつだって
make it better!!(良くなろうとしてる!)
そんなんで平気? shut up!!(うるさい!)
I don't wanna I don't wanna I don't wanna fuss
(ドタバタしたくない)
この目で全てを確かめたい

「なんとかしたい」「結果でしょ?どうせ」
「空回るほど、何でかコントロールを失う」
「いつだって良くなろうとしてる!」
「そんなんで平気?」「うるさい!」
「ドタバタしたくないの!」
「この目で全てを確かめたい」

 ……この部分は、メンバーそれぞれの意見に思えるくらい、何かを掴もうと必死にもがいてる感じ。

 何に対する意見か、というのは後から出てくる「栄光」へのキーワードでもあるし、メンバーたちが活動をしていく中で日々感じてるものなのかもしれない。

 個人的には「ドタバタしたくない」が、なんかこう、がむしゃらにやってるんだけどどっかで必死にやるのはカッコ悪いんじゃないか、みたいなそういうジレンマも込められてるようにも感じる。

 

Yes, I hate it and I'm scared(そうだ、俺は嫌だし、怖い)
流れゆく時の中
埋もれてく様な My life(俺の人生)
まるでホラー
like a walking dead(まるで歩く死人)
Get up(起きろ) Stand up(立て)
生きるのさ

ここは例えば、デビューできないままJr.としてやってきてる日々、人生のことかなぁ、とか。

流れゆく時の中でたくさんのJr.の中で埋もれていくような俺の人生。それが嫌だし怖いんだと「Yes」、認めている。そんな人生はまるでホラー、まるでゾンビだと。

それに対する「起きろ、立て、生きるのさ」。

 

限りあるこのSOUL(魂)乗せて 走れ 急げ
Let's party together now(一緒に騒ごうぜ)
抱えた Broken heart(傷ついた心)
一つになれば ほら
Path to glory(栄光への道)
Don't stop Don't stop(止まるな≒突き進め)
I hear the future call(未来が呼ぶ声が聴こえる)

 傷ついた心はメンバーたちのことかな、と思う。

 美勇人くんがラジオで「ジャニーズに入って一番悔しかったことは?」と聞かれて、「後から入ってきたJr.の子に先にデビューされたこと」「悔しい思いがあり、それをバネに頑張ってる」と話していたことが印象に残っている。

 そういう気持ちは全員に共通してる部分があると思うし、自分の意思に反していろんなことが起きてるんだと思う。そういう悔しさが「Broken heart」には込められているんじゃないかな?

 1人1人が抱えたそれが一つになれば、栄光への道が拓かれるというか、そこへ繋がっていくというか。

 栄光は、何かしらの結果だと思うけど、やっぱりわかりやすいところでデビューのことだと思う。栄光への道を止まらず行け、突き進め。

 そして、未来が呼ぶ声が聴こえる。未来には栄光があり、自分は呼ばれているんだ、って風にも捉えられるんだけど、これを「未来の自分(たち)が呼んでる」と解釈するのもアリかなと思ってて、「栄光の道の先、未来にいる誰かがここまで来いと呼んでいる」とでも言うのかな。

 漠然と「未来が俺たちを呼んでる」と訳すのも良いし、「I hear the future call」、いろんな意味合いに捉えられるのが面白い。

 

Moving on & Moving on(どんどん先へ進もうぜ)
アドレナリン Give me(アドレナリンをくれよ)
進め 衝動が枯れる前に
I wanna get glory(俺は栄光を手に入れたい)
そうさ like a ロシアンルーレット
託すようなもんさ 回せリボルバー

 アドレナリンをくれ、というのは観客に向かっての声にも思える。メンバー間でもあるかな。メンバーも観客も全部から「アドレナリンくれ!!」って方がLove-tuneぽいな!? エネルギー全部くれ!!!みたいな。

 進め。今ある衝動、情熱、熱量が枯れる前に。

 栄光を手に入れたい。でもそれは、ロシアンルーレットに託すようなもの。「ロシアンルーレット」が象徴するものは「運」ってとこか。

 回せリボルバーロシアンルーレットで「当たり」を引くために回すものだとして、挑戦し続けることを意味していると思う。

 

I believe it and I can do it(俺は信じてる、出来るってことを)
誰かと同じスピードじゃ
追いつけそうもない My dream(俺の夢)
まるで そうさ
like a time attakタイムアタックのよう)
Ready Get set(用意はいいか)
突き抜けろ

 誰かと同じスピードじゃ夢には追いつけない。まるでタイムアタック

 そりゃ、彼らも年々年を重ねていくわけで、「栄光」を目指す上で焦りはあるだろうけど、それをタイムアタックと表現するとは、すごく攻めている。

タイムアタック=スタートからゴールまでのタイムを計測し、その優劣を競うこと」だから与えられたチャンスに挑んで掴んで何が何でも結果出していかないとってことでもあるだろうな。。「炎の体育会TV」ジャニーズ陸上部で頑張ってるふたりが歌っている、との評を見てなるほど泣いた。

 「用意はいいか、突き抜けろ」これは、勝つ気満々。

 

限りあるこのSOUL(魂)乗せて 走れ 急げ
We can do it Let's get down(俺たちならできる、さあ始めようぜ)
俺たちの明日を掴め 叫べ 歌え
Let's party together now(ほら一緒に騒ごう)
抱えた Broken heart(傷ついた心)
一つになればほら Path to glory(栄光への道)
Don't stop Don't stop(止まるな≒突き進め)
I hear the future call(俺には未来が呼ぶ声が聴こえる)

 大サビのここにきて初めて「We(俺たち)」が出てくる!!!

 「俺たちならできる、さあ始めようぜ」「俺たちの明日を掴め」、今まで「I、my、me(俺、俺の)」だったから一気にグループ感が出てくるし、彼らの思い、決意が見える。

 「俺たち」が出てきたからこそ、そこからの歌詞も「俺たちの想い」という色が強く出るし、そう思って聴くとまた深い。。

 それから

Bring it Now!!(さあかかってこいよ!)

  最後に叫ぶ顕嵐ちゃんの姿がとても印象的だった。私はLove-tuneに入ってからのあらんちゃんしか知らない。トラジャのメンバーを完璧に覚えたのは9月の少クラで披露したIt's BADを見たときだったから。Love-tuneに加入することがわかったときに初めて「トラジャにもいた子だったんだ」と思った。

 彼が、どちらかを選んだのか、誰かが決めたことなのかはわからない。いつの日か4→7になった経緯がわかるだろうか。一生わからないままにならないよう、彼らの行く道の先にデビューというものがあるといい。あってほしい。。

 

 以上です!

 曲を見て聞いて率直に「この歌詞をジャニーズが歌うってすごい、革命的!」と思った。

 クレジットの通り作詞はプロの方なんだけど、彼らの経験した葛藤や戦い、集った7人でこれから歩む道への決意が直接込められたんじゃないかと思えるほど、Love-tuneにぴたりと重なる歌詞だと思う。

 初めてのオリジナル曲にポップなラブソングやアイドルっぽいキラキラ恋する王道曲を歌うグループも多いなか、Love-tuneはそうじゃなく「先輩たちの曲にもない曲を!」とリクエスト?したらしい。オリジナル曲を初めてもらうメンバーもいるはずだけど、それでも「Love-tuneらしさ」を追求しようという意志を歌詞からも感じられる。 

 意味を考えながら、拾いながら見てみるとめっちゃ泣きそうになるというか、泣けるんだよ~~~!!

 7人はどんな気持ちでこの曲を歌い、演奏し、踊ってるんだろう……!!!

 「CALL」には君も僕も出てこないし恋も始まらない、出てくるのは「俺たち」だけで、それが「俺たちの明日を掴め」の部分。

 そういう熱さ、熱量を表に出すことを躊躇わない子たちなんだなぁ。それをダサい、カッコ悪いと言う風潮が世の中にあると思うんだけど、それでもがむしゃらにやってる。そうやって何かを掴もうとしてる。現状に満足してなんかいない。

 同じJr.のグループからも、先輩達からもたくさん盗んで自分たちの力に変えようとしてる。そしてもっと成長して、栄光への道を突き進んでいる。

 それがパフォーマンスからも歌詞からもビシバシ伝わってくる「CALL」だった。

 初めてのオリジナル曲はそのグループにとっての象徴であり、看板となり柱になる、ものすごく大事なもの。

  グループを組んでオリジナル曲がもらえるとなっても、その次はいつもらえるかわからないわけだから、本当に最初の1曲って大事なはず。それだけを何年も歌い続けるかもしれないし、そう考えると、本当に「最初の1曲」はものすごく重要になってくる。

 常に考えて考えて戦ってきているらぶだからこそ、無意味にこの曲を、この歌詞を選んだわけではないだろうと勝手に思ってしまう。歌うのには勇気がいる歌詞だと思うし。

 私は「CALL」でのパフォーマンスを見て「Love-tuneがやりたいこと」に気づけたというか、勝手に「彼らはグループとしてこういうことがやりたいんだなぁ」と受け取った。

 ものすごく好きな曲だ。Love-tuneのことももっと好きになった。

 決意や覚悟を感じたし、純粋にわくわくしたと同時にこの子たちはこれから何を成すんだろう、見ていたら絶対に面白い!と思った。

 この先どうなるかわからない。でも、彼ら7人の進む先に栄光への道があるように、本当に本当に、願っている。

 

 

備忘録的追記

ジャニーズJr.祭りで披露されたときに安井くんが「未来に連れてってやるよ」と発言したことについて