「僕らの色は、まだまだ変わるよ」

 ほかのグルーブの記事は読んだり読まなかったりだから、担当の贔屓目がもちろんあるのだけど、Love-tuneの記事は「内容が濃くて恵まれているなぁ」と感じることが多い。

 ライブへの取り組み方、アイディアの出どころ、メンバーが成長したところ、楽器の名前、楽器や機材を購入したこと、打ち上げや誕生日会の概要などなどたくさんのことを教えてくれて読み応えがある*1。それと結成当初から定期的にお互いの印象を語ってくれる企画が用意されるのがすごく嬉しい。

 9月の後半誌「ポポロ」は、色をテーマにした記事だった。7人それぞれにLove-tuneというグループを色にたとえると?」  「メンバーを色にたとえると?」との質問。一連の答えが興味深い内容だったので少し掘り下げたいとおもう!

 

まずは、
 Love-tuneというグループを色にたとえると?」のメンバーの答え。その理由は省きますので詳細は雑誌をご覧ください。

安井「白色」
長妻「透明なカメレオン色」
美勇人「青春の青色」
顕嵐「レインボー」
諸星「虹色」
真田「朱色」
萩谷「赤系の暖色」

 顕嵐ちゃんは、「多種多様なイメージ=レインボー」
 もろちゃんは「ひとりひとり個性があって、それぞれに任せられるシーンがあって期待以上のことをみんなが返せる。色にたとえたら虹色」

 このふたりはメンバーやグループの個性を色にたとえてる。同じ色を選んでいるのに「虹色」「レインボー」なのがまた良い。笑

 謙ちゃんは「レインボーでもありつつ、どんな色にでもなれる白かな」
 怜央の「カメレオンみたい。ふだんは透明なんだけど、変幻自在に色を変えられる」

 このふたりはグループの多彩なパフォーマンスを色にたとえてる。でも元の色が「白」の謙ちゃんと「透明」の怜央。ここの違い面白い。

 この4人はLove-tuneはいろんな色になれるグループ」だと自分なりの表現で語っている。

 で、
 美勇人くん、さなぴ、萩ちゃんも最終的に選んだ色は違えど「メンバーの人間性やグループの野心」という目に見えないものを色にたとえているところが共通してて、彼ららしくて。特にさなはぎは色の例えも似てて可愛い!

 それに、「ひとつの色とは表現できないグループやメンバーの多彩なさま」を話しているのは最初に上げた4人とも同じ部分。

 パフォーマンスのスタイルに色をつけたり、グループのあり方、方向性やメンバーの人間性に色をつけたり、着眼点が面白い。そうやって色の選択や表現に個性が出ていても話す内容はメンバーみんな似通ってて素直に感動した。もちろん全員の発言が全部一緒ってわけではないんだけど、2人、3人と同じようなことを言ってるから7人でまとめたときに「みんな似たこと言ってるなぁ」と思えちゃう不思議。

 強み、武器、魅力……とそれぞれが話すのを読んでいると、メンバー自身が「Love-tune」をどんなグループと考えているのかが伝わってくるようで、感慨深かった。メンバーがそれぞれグループに対して抱いてる想いが似ているということは、同じ方向を向いていることの表れでもある。だからとても素敵だし、それが対談中の会話の中だけでなくこうした個人のインタビュー記事から浮かび上がってくるのは素晴らしい。日頃どういうグループでありたいかディスカッションしてる結果なのかなー、客観視できてる証拠かなー、なんて風にも思えてくるから非常に頼もしかった。

 そして、美勇人くんと萩ちゃんはふたりとも「火」のイメージを伝えてるんだけど、燃える火のイメージを「赤」とする萩ちゃんと、燃える火も赤だけでなく青の方が高温として「青」とする美勇人くんが対照的で個人的にツボだった。非常に悶えた。同じものでも違う見方、表現をするからそれが幅になるってなもんで……!!!

 あと怜央が「変幻自在」なんて四字熟語を言ったのが「わー!賢いね!!」と思ってしまったごめん(笑)。「いろんな色を表現するのを俺は楽しんでる」と最年少が言うのもまた嬉しいこと!

 らぶは年長ふたりが引っ張ってるイメージが強いけれども、最年少の怜央が「それを楽しんでる」って言ってくれるのやべーな(歓喜)と思ってしびれた~~~~。上の謙ちゃんと下の怜央が7歳差でそれぞれの経歴も全然違うグループだから、最初は壁や風通しのよさとか気になってたけど、怜央の口から「楽しんでる」が出てくるのはとっても嬉しい。TWLでもいちばん楽しそうにしてたもんね怜央~~~~。

 

次に、「メンバーを色にたとえると?」の答え。

安井萩谷「水色」
長妻顕嵐「茶色」
美勇人諸星「深緑色」
顕嵐安井「白以外」
諸星長妻「黄色」
真田美勇人「暖色系」
萩谷真田「赤色」

 謙ちゃんから萩ちゃんへの「水色」。私が持つ萩ちゃんのイメージは基本「真っ直ぐで頑固だけど時々ハジける子」なんだけど、謙ちゃんがよく萩ちゃんのことを「ピュア」と表現するのが好きで、目にするたびに萩ちゃんへの少し認識を改める。ガチガチの頑固と、ブレない芯を持ちつつ柔軟性のある人というのは全然違うよね。と思ってるところにテレナビスマイル爆弾。美勇人くんにダンスを見てもらった萩ちゃんの話を聞いて拍手喝采。そういうところ!!!

 らぶの素敵なところの1つに、「メンバーそれぞれの経験や得意分野をグループ内で共有・教える・教わることができるところ」があると思っていて。怜央だけでなく萩ちゃんが美勇人くんにダンスを教わる(アドバイスをもらった)のもまさにこれだなと。もうすでに何年もダンスをやってきているのに、上手いと認めるひとに意見を求めて自分のパフォーマンスをより良いものにしようとする姿勢って本当に素晴らしい。「自分のダンス、スタイルはこうだから」「人に教わるのはカッコ悪いから」って考えがあっても全くおかしくない世界にいると思うし、だからこそ近しい人から学ぶ姿勢を持つひとはカッコいい。頼られる人も絶対嬉しいしね。

 萩ちゃんは追求する人だよなあ~~と「水色」から空や海とかを想像した。趣味や興味の幅も広いし広がりを持てる人だよね。

 怜央から顕嵐ちゃんへの「茶色」。見た目かいっっと思ったけど私も今顕嵐ちゃんの茶髪とても好きだからわからんでもない(笑)。黄色のイメージはあまりないけど、ライヴ終わりにずっとにこにこしてる顕嵐ちゃん尊い……。

 美勇人くんからモロちゃんへの「深緑色」。わかる。ステージ上ではパッション!元気!なオレンジのイメージも強いけど、みんなの癒し系なもろちゃんには落ち着いた色のイメージもあるな。TWLのサックスが経験者の方からも大評判のようで、中でも嬉しかったのが「楽器への愛情を感じる」と言われていたこと。ただ吹くだけじゃなくてそういうところも伝わるものなんだなぁ。佐久間(もろちゃんのサックス)になりたいよね。。。基本をちゃんと大事にする姿勢は、ダンスだったり発声だったりを今まで学んだことからきてるんだろうなあ。SHOCKの経験もあるんだろうか。もろちゃんは寄り添いたくなるような、包み込まれたいような深い緑色だなーって感じるよ。

 もろちゃんから怜央への「黄色」。卵の黄身に例えるもろちゃん天才かな?笑 TWLの怜央の笑顔はすっごくぴかぴかしてて眩しかった。メンカラ黄色にはアーティスティックなイメージを持ってるけど、純粋に色としての黄(なにそれ)が怜央らしいのもわかるなー。怜央が笑うとパッと黄色い光が散るみたいなところある。稲妻のようでもあり花のようでもあり。「はじけるレモンの香り!キュアレモネード*2」って感じ。笑

 さなぴから美勇人くんへの「暖色系」。「単純な色じゃないのは、器用な男だから」だってさなぴーーーー!ありがとーーー!わかるーーーー! 美勇人くんはダンスだけじゃない。ベースだけじゃない。モデルだけじゃない。いろんなことをやりたいひとで、私はそういう美勇人くんが大好き。男として俺は尊敬してる、とメンバーに言えるさなぴもすんんんんごくカッコいい。

 萩ちゃんからさなぴへの「赤色」。だね!!納得の一言! らぶの情熱を熱く引っ張るさなぴーらしい。全体を引っ張ろうと頑張っている姿を知れて嬉しい。かっこいいなあ。正直な話、最初のころはさなぴーのことを好きになれるかな?と思ってた。なのに今では結婚したい男No.1だよさなぴー!高尾山のさなぴでこじらせた!好き!!!!責任取ってほしい!!!!!笑

 早くさなぴの舞台を観に行きたい。ダニーボーイズとコイベビに行こうとしなかったのが悔やまれる。。。ダニボは迷ったけどちょっと遅かった、トムも出てたのに。。舞台のお仕事待っております。。。。

  

 

 そして最後に、顕嵐ちゃんから謙ちゃんへの「白以外」。そのうえで「白にはなれない」と表現したのが深いなぁと思った。わかる気がするのに何故そう思うのかうまく説明できない……けどつらつらと書いてみる。

 わたしの主観だけれど、謙ちゃんは「考えるアイドル」である。頭の回転が速いひとだから余計にそう感じるのかもしれない。

 どうしたらみんなが喜んでくれるか、より良くなるかを考えた上でグループや自分のパフォーマンスを考える人だと思うし、自分自身をどう見せるかのこだわりも強いひとなんじゃないかと思う。プロデュース力が高いというのかな。それは自然とできたものじゃなくて謙ちゃんなりの処世術と言うのか、今まで色んな苦労や努力をしながら試行錯誤してきたから身についた、辿り着いたところなのかなと感じている部分。

 ラジオやステージに立つ彼を見ていると色々考えてやってるんだろうな、意図があるんだろうな~ってよく思う。「意味のないことはしない」と言っていたのは誰だったかな? そういう部分を腹黒いとか策士的に捉えられてしまうのもわからなくはない。私はそんな謙ちゃんも人間的で好きである。アイドルは清廉潔白であれとは思わない。彼は努力を見せない人だから、深く追及しようとは思わない。もちろん素が出ちゃうときは別だけども(超かわいい)。

 話が逸れた。少なくとも謙ちゃんはよくよく考える人だから、真っ白くて何の考えもなく純粋な無邪気さを武器にアイドルをやることはないんだろうって気がしていて、だから「白にはなれない」なのかな、だから顕嵐ちゃんの言葉になるほどーと感じたのかな、と思う。顕嵐ちゃんは全然別の見かたで「白以外」と言っているんだろうけどね(笑)。

 先週のらじらーで「怪我なく終われたこと」を強調していて、萩ちゃんの不在は怪我が原因ではなかったと匂わせてくれたのにも感謝。謙ちゃんのことだからきっとそういう意味だよねと、勝手に解釈している。

 

 ざっとこのくらいかな、、、ブログはブログを書いている人の主観でできているから「主観です!  個人的な感想です!」ってやたらと書くのはナンセンスだと思っている人間なのだけど、今回はそんな部分がすごく出ているので思わず連呼していますこれは紛れもない主観で単なる感想です!!!!笑

 

 あとね、何より、ポポロさんが「僕らの“色”は、まだまだ変わるよ!」と大きく掲げてくれたことが嬉しかった。

 Love-tune Live 2017はLove-tuneの記念すべき1stライブだけれど、これはまだスタート地点にすぎないわけで。今まで彼らが見せてくれていた色だって、景色だってライブだって、その時々の最高傑作ではあったけど、きっとまだまだ発展途上のもの。

 らぶは過去の自分たちを越えていけるんだろうか。
 Zeppは今までにない素晴らしいライブに仕上がるだろうか。

 と書いてみたものの、不安なんか全然なくて、きっと、物凄く素敵な空間に、素敵なライブになるんだろうなあ。

 でもこの成功がゴールではなくって、まだまだ続いていく彼らの道の一歩にすぎないんだよね。でもその一歩を確実に着実に進んでいかないと、行きたい場所には辿り着けない。

 「次につなげる」、その言葉ほど頼もしいものはない。成長とともに色を変えていく彼らの姿をじっくり見守り、応援したい!

 

 Love-tune Live 2017  初日まであと2週間!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:当然、全部が全部ではないけどw

*2:Yes!プリキュア5