あいはめぐる

  We can make it a whole new world.

「彼らが本気で編むときは、」

ご無沙汰しています。。

今まで職場のパソコンでちょっとずつ書いて更新してくことが多かったんですけど、色々あってデスクのPCでははてブロにアクセスできなくなり、、、でも気づいたら復活していたのでまた(今のうちに)ちょこちょこ書いていこうかなという気持ち。笑

近況としては、JUMPが落ち着いてるのでなんとなく暇してます。CDTVを見て衝動に駆られてセクゾの新曲「ROCK THA TOWN」の初回Aを買ってしまいました。雄也と圭人の誕生日会をいつものメンバーとやりました。大ちゃんの誕生日会は14日の予定。その前にジャニショも行く~たのしみだ。

書きたいことはいろいろあるけれど、まずは書き始めていた映画の感想からまとめたいと思います。

 

先日、生田斗真主演の「彼らが本気で編むときは、」を観てきました。

田舎に住んでいて映画館までがだいぶ遠いので、JUMPメンバーに直接関わりのない映画を見るのはずいぶん久しぶりなような気がします。

 

わりと話題になっていた映画だと思うけど、母に「映画、何を観るの?」と聞かれ「生田斗真が主演のだよ」と返したとき、「女装しているやつ?」とまた尋ねられた。

映画のテーマが『LGBT・家族の在り方』なのは重々わかっていたから、単に「女装してるやつ」と言われるのには違和感があったので「トランスジェンダーの話」と言ってみたのだけど反応があんまり。

性同一性障害はわかる?」と付け足すと、「そういう映画だったのね」と返ってきた。うん。

 私も「トランスジェンダー性同一性障害はイコールではない」ってことはわかっているけど、あまり細部までLGBTについて理解してるわけではありませんのでちょっと変な書き方になる部分があるかもしれません、ということを言い訳ですが先に置いておきます。

 

性同一性障害」という言葉を知ったのは、中学1年生のころ「3年B組金八先生 第6シリーズ」を見たときのこと。ジャニーズでは、(加藤)シゲ、まっすー、東新くんがメインの生徒で出てた頃だ。

上戸彩ちゃんが鶴本直という名の、女性の体に生まれてきた男の子を演じていた。

私はギリ昭和生まれだけど生きてきたのは平成の時代、小学校のランドセルの色はまだ、男は黒、女は赤だった。

「そういう決まりで、そうでなければいけない」ものだったのか、本当は「選ぶことができたけど伝統的にそうだから」だったのかわからないけど、男は黒、女は赤のランドセルを背負うのが「普通なんだ」と受け止めていた。

金八先生、転校生の鶴本直が、長い長いスカートを履いて登校してきたことをよく覚えている。その姿に奇異な目を向ける生徒たち。無理解な父親の発言に傷つき、女性の声が出る喉が嫌で、フォークで喉を刺した場面もとても印象的だった。卒業式のとき、学ランを借りて壇上に上がった、、、んだっけ、学ランを着ている姿に心打たれたのも記憶にある。

 

私も長いこと多方面でオタクをやってきてるので同性愛を扱ったマンガ、小説等の作品も嗜み程度には触れてきた。もちろん2次元的な発想と現実を同じに考えるわけにはいかないけど、現実のLGBT関連の話題についても興味はあるほう。

そんな風に思っていたけど、映画を見て考えさせられることはたくさんあった。。

見たのが9時30分からの朝イチの回で、早起きしてしっかり化粧できてた日だったから「泣いたらイカン」と思って必死に堪えていたけど、映画館だからこそ思いっきりぼろぼろ泣きながら見たかったなあ。。笑

 

リンコは想像以上にすごく可愛かったし、ビールを飲む姿が色っぽくて本当に素敵だった。彼女はもちろん、ちょっとだらしないマキオ、徐々に変化していくトモ、リンコに愛情を注ぐリンコママ。みんなとっても愛おしかった。

「普通でないもの」を受け入れない周囲。その反応のリアルさ。

中学生のときのエピソードがもう刺さる刺さる。悲しすぎてたまらなかった。

そんな中でもお母さんが買ってきてくれたブラジャーを見て、嬉しそうに付けるリンコのなんとまぁ可愛いこと。思い出しただけで泣きそうになる。

中学校の教師たち、病院の看護師、カイの母親、、絶対にこういう人いるなあと思わされるばかりだったし、そう思ってしまう現実が彼女たちを傷つけたり追い詰めたりすることもあるだろうと、すごく悲しかった。

病院で憤るマキオの姿、トモがリンコの元へやってきて泣きながら編み物をするシーンなんか本当にたまらなくて、周囲の無理解って本当にきついと思い知らされもした。どこか諦めた表情でいたリンコは、理解されることは難しいと悟ってる部分があるんだろうなあ。

家族に理解を得られることももちろんだけど、人は社会のなかで生きていくものだから周囲の認識や理解がどこまで、、、ってのは、ものすごく大きな問題だと改めて思わされた。

中学生のリンコを否定する教師たちに、理由を話さないママ。話さないことでリンコを守ってるんだと感じたし、身近な人が理解してくれていてもそこから外へ出るとまた壁がある現実、当たり前のことだけど苦しいなと。

でもほんとの現実はもっともっと過酷なことだって、悲しいこともどうにもならないこともあるんだろう、そう思うと本当にやりきれない。。

そして、まだ見ぬ自分の子どもや身近なところで、見た目のからだのつくりと性自認に違和感があるんだという話を聞いたとして、、、そういうことは今までにも考えたことがあったけど、リンコママのように受け入れて、子の笑顔が見られるよう一緒に過ごしていけるだろうか、自分なりに子どもを守っていけるだろうかとも考えた。

考えて想像するだけで「理解できるようにしたい」なんておこがましいにも程があるけど、「否定しない、話を聞ける人間」でありたいと切実に思った。なれるかな~そんな風に。「普通であること」「常識」とかよく聞くけど、そんなものただの「だいたいの共通認識」や「一般的にそう感じられているもの」みたいにフワッとしたものでしかないし、囚われず寛容でいられたらいい。

 

映画では、和やかな雰囲気、美しい映像、それに反してピリッと現実味のあるシーンが織り交ざって繰り返される。それこそ、ごく普通の日常で、その繰り返しで関係ができていくさまがとてもリアルで生々しく、だからこそ胸を打つ。

斗真はもちろん、桐谷くんも、トモ役の柿原りんかちゃんもとってもよかった。

中学生のリンコを演じた子がすごくよかったなあ、と思ったら金田一に出てくれてた子だった、、、巌窟王やないか、、!!なんて驚きもありつつ。

映画は「ストーリー」だけど、ここで掲げられたテーマを現実にある問題、状況として受け止め、たくさんの人に見てもらいたいし、そのうえで一度、自分なりに深く深く考えてみてほしいと思った。

本当に、とてもいい時間を過ごせた。