伊野尾慧の魅せる芝居

そし誰の最終話で、藤堂新一の唯一にも見えた味方から一気に悪役へと変貌を遂げた日下瑛治。

伊野尾さんが彼を演じているシーンは舞台のようだなと思った。2015年に主演した舞台「カラフト伯父さん」を思い出された方も多かったようで、私もその一人だ。

発声や、身を翻しながら屋敷の中を行き来して演じる姿に「舞台っぽさ」を感じた。つまりそれだけ臨場感があり鬼気迫るお芝居だったということ。

ゆるふわなイメージのある伊野尾さんがこんな演技をしているのを初めて見たひとは多かったと思う。

たくさんの人のイメージを裏切って「こんな顔もするんだ」という印象を与えられたかな? 伊野尾さんに特に興味もなかった人たちに「演技うまいな」と思ってもらえたかな?

日下瑛治の正体を最初から知っていたと言う伊野尾さん。すべての芝居をどうやって組み立ててきたのかをまた後日全話見て、ゆっくり考えたい。

 

そし誰を見て、伊野尾さんは自分の経験を積み上げ、それを活かして次に進める人なんだとすごく実感した。今までアイドルしてきたことも、大学で学んだことも、バラエティやドラマで学んだことも、主演舞台を経験したことも、全部ぜんぶ伊野尾慧を造る礎になっているんだなと。

だからこそ、「次が楽しみ」になる。

4月からレギュラーになっためざましテレビメレンゲの気持ち。番組を制作している人たちが「彼にやらせたら面白そうだ」と思ってくれたからこその抜擢である。それは今まで彼がやってきた仕事や勉強が評価された1つの結果だし、世界が伊野尾さんを見つけた証拠でもある。

いつも彼が言っているように、新しい仕事はゴールではない。その仕事をどこまでやれるかで次に繋がっていく。めざまし・メレンゲが伊野尾さんの芸能人生でずっとずっと続いていく仕事であってほしい。

そして今回の「そして、誰もいなくなった」が俳優・伊野尾慧としての足掛かりになるといい。

 

本当に次が楽しみだ。

主演映画「ピーチガール」が控えているというのに、次はどんな伊野尾慧が見られるのかドキドキ、わくわく、早くドラマか映画か舞台のお仕事こい!!!!と思っている。

映画はなかなか公開されないから、ドラマか舞台がいいなー。主演ドラマ待ってますよ。伊野尾さんが藤原さん演じた藤堂のような、しっちゃかめっちゃかになる主人公を演じるのも見てみたい。情けない顔も見てみたいよ。

舞台といえばミュージカルも含めてメンバーみんなにやってほしい仕事です。まだやってないメンバーたくさんいるし2度でも3度でも。舞台・映画・ドラマでは演じ方がかなり変わってくるのでいろんな経験を積んでほしいなあ。みんな演技のお仕事はすごく楽しそうだし、たくさん刺激も受けてほしいところ。憧れの人とも共演してほしいしね。

 

いのおさん、

とりあえずそろそろ髪を切ろう。明日の朝、楽しみにしてるよ。

 

最後に、まだ引っ張るそし誰。

日下さん、

新一に言った「悪いことがあったあとには、必ずいいことがあるって信じてますよ」

それはあなた自身のことだったの??

あなたが言うとすごく切ない言葉です。今週末は3連休。早く全話見返したい。