アイドルとして生きる

KAT-TUNのメンバーだった、じゅんのの脱退が発表されたとき、母にそのことを伝えながら号泣したことは記憶に新しい。

メンバーが減ってつらかった私は長いことKAT-TUNに目を背けていた。J事務所関係ないアイドルを応援していた時期を経てJUMPを好きになり、時間がかかったけど4人のKAT-TUNとちゃんと向き合える気がしていた矢先のことだった。

「以前好きだったこともあるから」というスタンスのままでいて、茶の間で静かに個人の活動を応援している人間でも昨日のことはびっくりだった。衝撃を受けてしばらく呆然としていた。

じゅんのがCDを出す。FCも作る。

「今はただ正直に、自分の力で、大切な人たちのために、自分自身のために、最高の音楽とステージを作り楽しみたい」とコメントしてる。

最初は憤った。3人担は、田口担は、どう捉えるんだろう。怒ってる人もいればコメントできない人もいて、本当に悲喜交交な世界だった。他G担からあれこれ言われるのすげー嫌だろうなって思った。私は最近の彼らのことはもう全然わからないし、どういう環境で仕事をしていたのか関係性もわからないからhyphenさんから見たらうるせー黙ってろってなるのはわかってる。

でも書かずにはいれなかったんだーーーー

じゅんの。歌や踊りやステージは、やりたかったんだよね。

なら、ジャニーズで、アイドルで、いたくなかったのかなあ。

グループの仲が良い悪いとかそういう問題じゃなかったのかもしれないな。そうだといいな。歌って踊るグループがたくさん世にある中で、アイドルでありジャニーズでありということは一種のジャンルが確立されてしまっているし、そこから抜けたかったのか……別のものを作りたかったからなのか。

本当のところは何もわからないけど、ステージに立ちたい彼の思いには頑張れと思ってるし、それを見たいファンの人たちにはよかったねおめでとうと思う。

3人と3人、それぞれの道と人生を謳歌してほしい。めざましテレビで仁さんのこと見られたとき嬉しかったよ。Jr.の子も仁さんが歌った曲を、作った曲を歌ってる。受け継がれていくものもあるんだ。

 

やまだが、Myojoの連載で「アイドルでいつづけなきゃいけない日々に、ときおり立ち止まりたくなる瞬間もある。これは、アイドルである以前に、ひとりの人間としての正直な気持ち。」と書いていた。なんかわかる気がしたし、じゅんのの行動でこの言葉を思い出した。

もしかしたら職業アイドルのひとたちは、少なからず抱く想いなのかもしれない。「アイドルなんだから」って言葉でどうしても責められる。彼らだって人間だ。奴隷じゃないんだ。楽しく笑顔で生きてほしい。それがグループを離れる選択だったとしても、死ぬほどつらいけどこっちは受け入れるしかない。……無理してでも同じステージに立ちつづけてほしい気持ちもきっと捨てきれないだろうけど……。

 

JUMPだってこの先何があるかわからない。だから今、「今」を大切に、今の彼らから目を離さずについていきたいと思っている。